「攻める好機が到来」+「不安になったら自己診断を…」

「攻める好機が到来」

安倍政権の大きなミッションのひとつは経済の再生です。
引き続き、そのための様々な施策を打ってくるでしょう。
日本経済再生のために、大きな風を吹かせてくれるでしょう。
ただ、この風は、全員に均等に吹いてくるものではありません。
手を大きく広げて、その風を真摯に受けようと努力する人にのみ恩恵をもたらします。どうせなら、風を受けて恩恵を享受しましょう。

起業や投資・開発、人材教育等に対する助成金・補助金もどんどん制度化されています。また、秋の臨時国会では、投資減税が立法化される模様です。現時点の情報では、耐震・省エネ等の条件を満たす設備投資の早期償却(最大全額当期償却・未確定)を認めるようです。

■新商品・新サービスを開発したい会社様、条件を満たせば費用の3分の2、最大300万円の補助金が出ます。
■雇用を創出できそうな新規創業であれば、条件を満たせば費用の3分の2、最大200万円の補助金が出ます。
■海外に進出したい会社様、補助金・融資制度も整備されてきました。
■社員教育を充実させたい会社様、様々な助成金があります。
■設備や社屋への投資を検討中の会社様、投資減税を視野に入れて検討を始めてください。
■金融機関の融資姿勢も総じてポジティブです。必要な資金調達を狙ってください。

経営には攻めるタイミングと守るタイミングがあるようです。
このタイミングは内部要因と外部要因で構成されます。内部要因は各社固有の事情で変わりますが、外部要因は今青信号です。日本全体が伸びようとしている今のタイミングは、経営のアクセルを踏む好機です。

経営計画を練り直して、攻めるポイントを探しましょう。
自社の強みを良く見極めて、強みを生かせる分野に集中して攻めてください。手を広げ過ぎてはいけません。
『突出した何か』を創ることが目標です。この目標を掲げた上で、手を大きく広げて風を受けてください。
様々な支援制度(助成金・補助金・融資・税制)も有効に活用してください。

3年後、確固たる成功を収めるために、この追い風をしっかり掴みましょう。

「不安になったら自己診断を…」

社長は、常に「過剰な自信と過剰な心配」を抱えながら生きておられるはずです。
だから、社長業は「辛いけれども楽しい仕事」です。
近未来のために、今なすべきことが出来ているのか?
今進めていることは正しいのか?
進める加減は適切か?
不安になったら、以下を確認してみましょう。

■経営理念
1.経営理念は明確ですか?…(Yes/No)
2.経営理念は『正義&美しい』ですか?…(Yes/No)

■経営目標
3.3~5年後の目標、進む方向は明確ですか?…(Yes/No)
4.直近の行動目標は明確ですか?…(Yes/No)

■マーケティング
5.攻めるターゲットは力相応ですか?…(Yes/No)
6.攻めるスピードは力相応ですか?…(Yes/No)
7.ビジネスモデルは進化し続けていますか?…(Yes/No)
8.ビジネスモデルは時流に適合していますか?…(Yes/No)

■資金
9.資金余力は十分ですか?…(Yes/No)
10.財務キャッシュフローはプラスですか?…(Yes/No)

■リスク予見
11.起きる可能性のあるリスクを想定していますか?…(Yes/No)

■経営者の行動
12.経営者として日々成長していますか?…(Yes/No)
13.経営を考える時間を日々十分確保していますか?…(Yes/No)
14.経営判断を明確に下していますか?…(Yes/No)

■単純化
15.経営の単純化を図っていますか?…(Yes/No)

■高付加価値化
16.経営の付加価値は向上していますか?…(Yes/No)

経営にはセオリーがあるようです。出来るだけセオリーに沿った方がうまく行きます。上記は、セオリーのほんの一部ですが、自己診断してください。すべてが(Yes)になるように行動してください。