『一時の感情で行動しない!』

感情や感覚を判断基準にして行動しないでください。

■感情的な判断や行動は、後に大きな代償を伴います。
 
経営の判断基準の優劣を、稲盛和夫氏(京セラ名誉会長)は、講演で以下のように述べておられます。
『感情、感覚、理性(論理)、魂の順番にレベルが向上する。
最も程度の低い判断基準は感情である。経営者は、感情や感覚に判断基準をゆだねず、理性をベースにして、
魂にその判断をゆだねなさい。(後略)』
※魂に関する解説は、別の紙面に譲ります。
 
思うように進まないから不機嫌になる、暴言を吐く、金融機関との対応においては少なからず起こりがちです。
 
■某相談者様の事例です。
 
思いや考えが伝わらず、思い通りの追加融資が受けられなかったようです。
やり取りにおいては、(社長の言い分は)双方から感情的な言葉が発せられたようです。
この社長は、既存の借入れについても、期日を少しだけ遅らせて返済を始めました。
毎月返済していますが、少しだけ期日が遅れています。追加融資が受けられなくて、資金繰りが厳しかったから、と社長はおっしゃっておられます。
 
ご相談を受けたとき、新規の融資を受けられそうな経営状況(当確線上)にありましたが、
・金融機関は返済期日が毎月少しだけ遅れていることに不信感を持っています。
・当該会社様に対して、担当者がネガティブです。
 
○当該金融機関の思い(推測)
返済期日がずれている、この事実に対して当然不信感があります。
担当者も、前回のやり取りでの嫌悪感を、きれいな言葉に変えて社内で報告します。
また、わざと返済期日を少しだけ遅らせていると考えているのでしょう。
 
○社長の言い分
「返済期日はずれているが、きっちり返済しているし、前回追加融資が受けられなかったことで、資金繰りが
厳しいことを、金融機関は理解しているはずだ。」
 
■何が正しいかではなく、どのように見えるか?誰が損をするか?で考えてください。
 
○現在の状況は…
相談者様は、この金融機関から新規の融資を受けたい状況です。
依頼しているのはこちら側です。金融機関はこの会社に新規融資をする必然性はありません。
 
○過去の商談やその後の対応は…
過去の相談時においても、将来(今)の状況は想定できるはずです。
一時の感情で行動せずに、将来(今)の状況を察して行動しておれば、言葉も選んだでしょうし、返済期日を
少しだけ遅らせる等の愚策を選択することはなかったはずです。
相談者様は、明らかに理性(論理)ではなく感情を基準に判断・行動してしまっています。
その代償を今被っています。原因と結果です。
 
当事務所が、過去の返済期日の遅延のお詫びと、足元の経営状況を丁寧に解説することで、新規融資の実行に
向けて尽力しています。何とか成功させたいと考えています。
 
■一晩眠ると解決する怒りがほとんどです。
 
瞬間的に怒りの感情がこみ上げることがあります。この時は、自分が正しくて、相手に非があると思っています。感情的な言葉を発すると、吐いた言葉は戻ってきません。
相手の心には生涯残るかもしれません。
 
瞬間的に感情がこみ上げてきたときには、まずは心の中に留めてください。そして、この怒りを持ち帰ってください。一晩、できれば数日温めても、この感情が抜けなければ、そこから対応を考えましょう。
この手の感情の大半は、数日以内に消え去ります。であるなら、数日前に感情的な言葉を発さなかったことが
正になります。
 
金融機関対応に限らず、一時の感情を行動に移して、経営を、人生をロスしてしまう人は少なくありません。
判断基準は、感情、感覚ではなく、理性(論理)を基準にしてください。
心に刻んで今から行動してください。
 
 
〇 補助金・金融機関対応に関するご相談は、銀行融資プランナー協会正会員事務所である当事務所にて承って
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